このページでは、スポーツによる事故があった場合に誰に相談するべきかを紹介しています。加えて、スポーツによる事故がどれぐらいあるのか、どのような原因でスポーツによる事故が生じるのか紹介しています。
また、最もスポーツによる事故の相談先として効果的と言われている弁護士へ依頼した場合の事例や依頼にかかる着手金や成果報酬などを紹介しています。
スポーツによる事故があった場合はどこに相談するべきか
スポーツによる事故の現状を知ろう【スポーツ安全保険の傷害保険金の支払い件数は、年間で166,207件】
年齢別傷害発生件数・頻度(男子)
男子の場合は、7〜15歳までの小中学生の傷害発生件数が特に多いことがわかります。
年齢別傷害発生件数・頻度(女子)
女子も男子のように10〜12歳の傷害発生件数が多いですが、30代から50代までも多く傷害が発生しています。
傷害の発生原因
基本的には、非接触、他者との接触、障害物との接触、転倒などが平均的ですが、他者との接触・技の掛け合いによって起こる傷害が最も多いです。
スポーツ安全保険の障害保険金の支払い件数は、年間で166,207件と非常に多い数字であることが分かります。また、スポーツ活動以外の活動や往復中の事を除外した場合でも143,304件と身近なものであることが分かります。
スポーツによる事故で加害者になった場合はどこに相談するべきか?
スポーツによる事故があった場合に第三者に相談をしてみるのもよいでしょう。相談をして第三者の考えを聞くことで、より良い解決につながる場合もあります。
弁護士への相談
スポーツによる事故トラブルに関する問題解決をスムーズに進めるために、「弁護士への相談」は効果的な方法の一つです。
スポーツによる事故があった場合に弁護士ができること
- 被害者の場合に不当な慰謝料で終わらずに済む
スポーツ事故があった際に、慰謝料を提示することになりますが、詳しくないと不当な慰謝料で終わってしまう場合があります。弁護士に依頼することで加害者、被害者に関わらず適切な慰謝料にまとめることができます。 - 証拠収集を適切に行なってもらうことできる
スポーツ事故であっても損害賠償請求をする可能性があります。その際には、十分に調査する必要がありますが、自分自身で証拠を収集するのは非常に難しいです。弁護士に依頼して適切に証拠収集をしてもらうことができます。
弁護士へ依頼すると着手金がかかり、相手に示談金・賠償金を支払わせた場合には成功報酬の支払いも発生します。ですが、スポーツ事故で加害者になった場合に、泣き寝入りなどのリスクも減らすことができます。
弁護士へ無料相談することはできる?
近年は、無料で相談できる弁護士事務所も増えており、一定数の弁護士事務所で無料相談が可能です。あくまでもできるのは、相談で着手してもらう場合は有料となります。また、無料相談も「初回30分のみ」など制限を設けていることが多いです。
「弁護士保険ミカタ」、「ベンナビ弁護士保険」、「弁護士保険コモン+」などの弁護士保険に加入すると、付帯サービスとして、弁護士への無料相談サービスが備わっており、より相談しやすくなっています。
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必要がなくなる。
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取扱保険会社一覧
悩みを聞いてもらいたいときの相談先
ここで、紹介する相談先は無料で相談することができるため、一人で問題を抱え込まないための相談先としてはおすすめです。
スポーツ法律相談
スポーツ法律相談の名簿に登録されたスポーツ問題に詳しい弁護士が相談に乗ってくれます。相談料は、30分間で2,000円かかります。選手以外の関係者による相談も可能です。
公益財団法人スポーツ安全協会
基本的には、スポーツ安全協会に加入している方、加入を検討している方に向けての相談窓口です。加入することでスポーツで怪我をした際に保障を受けられる場合があります。
「法テラス」
国が運営する法的機関で、365日24時間対応してもらうことができます。条件を満たせば、弁護士への依頼費用を立て替えてもらうこともできます。
スポーツ事故で損害賠償請求ができるケースとは
指導者や監督がいながら事故が起こった場合
習い事や教室に行っている間に生徒が怪我をしてしまった場合、損害賠償を請求できるケースがあります。「安全配慮義務」に違反があったかどうかが損害賠償をできるかどうかのポイントになります。
学校の部活や授業中に負傷した場合
習い事や教室と同様に学校も「安全配慮義務」を負っています。学校での部活や体育の時間などに怪我をしてしまった際に、「安全配慮義務」に違反があると判断された場合には、損害賠償を請求できます。
スポーツ施設の不備が原因で負傷した場合
スポーツ施設の設備の点検が不十分など、最低限備えているはずの安全性を欠いている、いわゆる瑕疵があると判断された場合は、「工事物責任」や「営造物責任」を問える可能性があります。
相手の不法行為によって負傷した場合
相手の不法行為によって負傷した場合にも損害賠償を請求できる場合があります。ラケット競技の最中にラケットが相手の顔面に当たり、目を傷つけてしまったなどがあります。
参照:https://atomfirm.com/jiko/46819
【スポーツによる事故】弁護士に相談して依頼する際の流れ
スポーツ事故が発生する
スポーツ事故が発生するケース
- クラブ活動や学校の部活、体育の授業中などに熱中症や転倒してしまうケース
- 施設の設備の点検が不十分で負傷してしまうケース
- スポーツをしている最中に相手の不法行為によって負傷してしまうケース
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-06-001.html
弁護士へ相談する
弁護士へ相談する際は、依頼内容によっても費用が変わるのでどのような解決を望んでいるか伝えるとよいでしょう。
弁護士ができること
- 慰謝料が発生する際に、適切な慰謝料にするため話をまとめてもらうことができる
- 損害賠償を請求したい場合に証拠収集を適切に行なってもらうことできる
示談交渉をする場合
加害者が支払う可能性のある損害賠償金
- 入通院慰謝料
- 後遺症慰謝料
- 休業損害
- 逸失利益
- 治療関係費
- 交通費
- 遅延損害金
示談交渉が決裂した場合
示談交渉が決裂した場合は、民事裁判をする場合があります。
- 裁判所に訴状を提出する
- 口頭弁論期日が決まる
- 法廷での口頭弁論によって双方が主張する
- 判決が言いわたされる
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【スポーツによる事故】弁護士へ相談する場合の費用
- 相談料:1時間あたり5,000~10,000円(無料相談の事務所あり)
- 着手金:10万円~20万円程度
- 成功報酬:獲得金額の10%〜15%程度
まとめ:【スポーツによる事故】弁護士へ相談する場合の費用
この記事のまとめはこちらです。
- スポーツによる事故の現状、重症者数は、年間で26,000件以上
- スポーツによる事故で加害者になった場合の相談先としては、「弁護士への相談」が効果的
- スポーツによる事故があった場合の費用は、「相談料:1時間あたり5,000~10,000円」、「着手金:10万円~20万円程度」、「成功報酬:獲得金額の10%〜15%程度」
弁護士への相談を検討している場合は、弁護士保険の加入がおすすめです。下記から、弁護士保険の比較することができます。