このページでは、セクハラに強い弁護士の探し方について紹介しています。加えて、そもそもセクハラ被害の際は弁護士に依頼するべきか、他にもセクハラの相談を弁護士にするメリット・デメリットなどについても紹介しています。
また、東京・大阪でおすすめの弁護士事務所についても紹介しています。セクハラの際に弁護士をどのように見つければよいかわからない方はご覧ください。
そもそもセクハラの際は弁護士に依頼するべきなのか?
セクハラの件数
平成27年 | 336件 |
平成28年 | 335件 |
平成29年 | 303件 |
平成30年 | 410件 |
平成31年 | 445件 |
セクハラの相談件数
平成29年 | 6,808件 |
平成30年 | 7,639件 |
平成31年 | 7,323件 |
セクハラ問題に直面している場合は、精神的苦痛が重なる前に弁護士に相談する方がよいでしょう。
重なるセクハラによって、うつ病などの精神障害を発症してしまうケースもあります。
精神障害を発症した場合は、労災保険の対象になりますが、社会復帰することは簡単ではないでしょう。
弁護士に依頼すると、そんな被害を受ける前に解決に向けて動くことができます。
セクハラにおけるトラブルで弁護士ができること
証拠収集のサポートや指示をしてもらえる
セクハラで相手を訴える場合、証拠を集める必要があります。ですが、弁護士などの専門家のサポートなしで証拠を集めることは非常に困難と言えるでしょう。弁護士に依頼することで効果的な形で証拠を収集するサポートや指示を受けることができます。
代行して加害者や職場と交渉できる
セクハラの相手を訴えることを決意したとしても、交渉を自身で行うことはとても精神的負担がかかることです。弁護士に依頼することで、セクハラの相手や会社への交渉を代行してもらえます。特に会社は真剣に対応しなければならなくなるでしょう。
セクハラが起きた際の相談先
弁護士
一定の費用がかかりますが、損害賠償の請求や訴訟の提起など法的な形で対処することができます。問題解決においては、最も効果的な手段の一つと言えるでしょう。
上司
身近な存在なので相談しやすいでしょう。会社の中での立場やセクハラ相手の関係によっては、解決に向かわないリスクもあるので注意が必要です。
会社の人事・相談窓口
会社側も問題として対処するため対応してもらいやすいです。再発防止にもつながりますが、会社によっては、そもそも窓口が備わっていないケースもあります。
労働基準監督署
行政の機関であり、専門的な視点で助言をしてくれます。場合によっては、会社に指導もしてくれます。ですが、方法の提案のみで、解決に至らないケースもあります。
みんなの人権110番
ハラスメントを含む人権に関わる問題を相談することができます。秘密厳守で無料相談が可能です。問題解決を依頼するというより、相談先として活用されやすいです。
女性の人権ホットライン
女性をめぐる人権問題について相談をすることができます。秘密厳守で無料相談が可能です。セクハラに対してどのように対処してよいか分からない場合に活用しましょう。
セクハラを弁護士に依頼するメリット・デメリット
セクハラを弁護士に依頼するメリット
被害に対して泣き寝入りせずに済む
セクハラ被害を訴えても、「解決しない」、「会社内の居心地が悪くなる」などマイナスに考えてしまうことから泣き寝入りとなるケースも多いです。弁護士に依頼することで、我慢しなければいけない状況を打開することができます。
その後の職場環境の改善につながる
弁護士に依頼することで、セクハラ相手へ交渉できるのはもちろん、会社に対しても交渉をすることができます。会社もセクハラ再発防止のための対策をとらなければなりません。被害者のその後の働き方についても改善されやすくなります。
セクハラを弁護士に依頼するデメリット

一定金額以上の弁護士費用がかかる
弁護士に依頼することは、解決に向けて効果的な手段の一つですが、一定金額以上の費用はかかります。依頼すると、数十万円はかかることが一般的です。被害を受けている中で費用を負担するのは、簡単なことではないでしょう。
セクハラに強い弁護士の特徴とは?

セクハラに強い弁護士の特徴としては、セクハラに対する相談実績が多い弁護士であることが一つ挙げられるでしょう。
セクハラについて一つポイントになるのは、現状の被害はセクハラに該当するのか、そしてどのように証拠として収集するかです。
また、損害賠償請求や訴えた後のケアも重要と言えるでしょう。
最後に、セクハラの被害を受けている間は精神的苦痛も大きいことから、寄り添いながら相談してくれる弁護士を選ぶとよいでしょう。
セクハラの相談を弁護士に依頼する場合の費用
相談料 | 5,000円〜10,000円 |
着手金 | 10〜30万円 |
報酬金 | 利益の10〜15% |
セクハラの相談を弁護士に依頼する場合、損害賠償請求で勝訴した際の金額によって大きく左右されます。
勝訴した際の金額が100万円の場合は、20万円〜45万円ほどになるでしょう。(詳しくは、弁護士事務所で確認してみてください。)
決して安い金額ではありませんが、過去の判例では、弁護士費用もセクハラ相手に請求して認められたものもあります。
セクハラに強い弁護士の探し方
弁護士事務所の無料相談サービスを活用
いくつかの弁護士事務所では、無料相談サービスを実施しています。
無料相談で問題解決までするのは難しいですが、抱えているセクハラ問題に対処できる弁護士であるか判断するのに活用できます。
その時間の中で問題を伝えて、法律的に対処できるか否か確認するのに無料相談サービスはとても良い手段です。
法テラスを活用し弁護士に相談をする
法務省所管の法テラスでは、収入などの一定の条件を満たしていれば無料の法律相談を受けられます。
そもそも、セクハラについて知識がない場合に、どの弁護士が適切であるか判断することは難しいため相談などに活用するのが良いでしょう。
そのまま、法テラスで弁護士に依頼することも可能ですが、弁護士を選ぶことはできませんので、選びたい場合は民間から探すと良いでしょう。
弁護士保険に加入すると、セクハラ問題に精通した弁護士が紹介してもらえる場合も!
もし、セクハラが発生した際に、弁護士保険に加入していれば弁護士保険会社のサービスで弁護士を紹介してもらうことができます。(すべての弁護士保険会社が対象のサービスではありません)
弁護士保険に加入しておけば、セクハラ問題、その他トラブルに対して発生した弁護士への費用が補償されます。
ですが、セクハラが発生してから弁護士保険に加入しても、待機期間の観点から弁護士費用は補償されません。
もしもの立ち退きに備えておきたい場合は、少しでも早く弁護士保険に加入しておきましょう。
セクハラについて弁護士相談を考える方には【弁護士保険ミカタ】がおすすめ!
【弁護士保険ミカタ】に加入すると、弁護士にかかる費用が補償されます。また、日本全国の弁護士を紹介してもらえる「弁護士紹介サービス」など他にもある付帯特典を受けることもできます。

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東京・大阪でセクハラに強い弁護士事務所は?
東京でセクハラに強い弁護士事務所
虎ノ門法律経済事務所

虎ノ門法律経済事務所は、幅広い問題に対応しており、労働問題においては社会保険労務士による労災保険のサポートも行っています。
1972年創業で長い実績があり、一つの問題に対して2名以上の弁護士が担当するので問題解決につながります。
電話 | 03-5501-2685 |
住所 | 東京都港区西新橋1丁目20番3号 虎ノ門法曹ビル9階 |
Web | https://www.t-leo.com/ |
東京法律事務所

東京法律事務所は、労働問題に強みを持っている弁護士事務所です。60年以上の実績があります。
その中でセクハラ問題や女性差別問題にも対応しています。実績第一で選ぶ場合におすすめです。
電話 | 03-3355-0611 |
住所 | 〒160-0004 東京都新宿区四谷1-4 四谷駅前ビル |
Web | https://www.tokyolaw.gr.jp/ |
大阪でセクハラに強い弁護士事務所
女性共同法律事務所

女性共同法律事務所は、女性の権利を守ることに特化した弁護士事務所です。
女性が相談しやすい弁護士事務所で、弁護士およびスタッフはすべて女性で、全室個室で周りを気にすることなく相談できます。
電話 | 06-6947-1201 |
住所 | 〒540-0008 大阪市中央区大手前1-4-2 都住創大手前505 |
Web | https://www.josei-law.com/ |
あなたのみかた法律事務所

あなたのみかた法律事務所は、1人の弁護士が最初から最後まで一貫して対応してくれる弁護士事務所です。
セクハラに対してのトラブルも取り扱っており、被害を我慢していることを懸念している方は相談してみてもよいでしょう。
電話 | 06-6232-8505 |
住所 | 〒530-0047 大阪市北区西天満6-7-4 大阪弁護士ビル910号 |
Web | https://anata-no-mikata.com/ |
セクハラによって弁護士に依頼する場合の手続きの流れ
下記などは、セクハラ問題としても挙げられることが多いものです。
- 体に触るなどの行為
- 性的な関係を要求する
- 仕事とは無関係で食事やデートに誘う
- 卑猥な言葉を言う
下記のような被害を受けている場合は、セクハラ問題に値するので相談するとよいでしょう。
セクハラ問題の原因となっている相手との関係が悪化する前に、弁護士へ相談するのがおすすめです。
問題がある際に我慢し続けてしまった、もしくは相手との関係が悪化したことで精神的障害を負ってしまうといったケースもあります。
被害を受けていると判断したら、なるべく早い段階で弁護士に相談し、解決に向けて動いてもらうことをおすすめします。
セクハラ問題で訴える、もしくは損害賠償を請求する場合には証拠の収集が重要です。弁護士へ相談したら、サポートを受けながら証拠の収集を進めていきましょう。
また、証拠収集後は、セクハラ相手や会社との交渉を進めていきましょう。
事前に、交渉して話がまとまった後の働き方についても弁護士へ伝えておきましょう。
交渉後も一向に相手や会社が要求に応じない場合は、調停や裁判を提起する形となります。
それまでの証拠や決裂後の証拠などを活用して、相手と争っていく形となります。
調停や裁判を個人ですることも可能ですが、スムーズかつ納得のいく形に進めるためには弁護士への依頼が効果的でしょう。
まとめ:セクハラに強い弁護士の探し方 | 東京・神奈川でおすすめの事務所は?
この記事のまとめはこちらです。
- セクハラに強い弁護士の探し方は、「弁護士保険に加入して弁護士紹介サービスの活用」、「法テラスの無料相談を活用」、「弁護士事務所の無料相談サービスを活用」などの方法がある。
- セクハラについて弁護士へ相談すると、「証拠収集のサポートや指示をしてもらえる」、「代行して加害者や職場と交渉できる」
弁護士への相談を検討している場合は、弁護士保険の加入がおすすめです。下記から、弁護士保険の比較することができます。