このページでは、遺産相続で悩んでいる場合に誰に相談するべきかを紹介しています。加えて、遺産相続に関するトラブルがどれぐらいあるのか、どのような原因でトラブルが生じるのか紹介しています。
また、最も遺産相続の相談先として効果的と言われている弁護士へ依頼した場合の事例や依頼にかかる着手金や成果報酬などを紹介しています。
遺産相続の悩みはどこに相談するべきか
遺産相続の現状を知ろう【相続を経験した人のうち78.7%が相続トラブルを経験】
相続トラブルの経験があるか
相続を経験したことがある男女へのアンケートで、約78.7%の人が相続トラブルを経験していることがわかります。
相続した財産に不動産が含まれていたか
不動産は分けることができないため、不動産に関する相続でトラブルになることが多いようです。
相続トラブルの原因
相続で不動産は分配することができません。そのため、基本的には、相続人同士で配分がうまくできないときにトラブルが生じやすいことがわかります。
相続トラブルが発生した際の対応
相続トラブルが生じた際は、弁護士や司法書士に相談するケースが多いようです。
遺産相続において、トラブルを経験した人は78.7%と多くの人が経験しています。トラブルは、不動産などが絡むことによって相続人同士でうまく配分できないことで起こることがわかります。
遺産相続の悩みはどこに相談するべきか?
遺産相続で悩んでいるときに第三者に相談をしてみるのもよいでしょう。相談をして第三者の考えを聞くことで、より良い解決につながる場合もあります。
弁護士への相談
遺産相続に関する問題解決をスムーズに進めるために、「弁護士への相談」は効果的な方法の一つです。
遺産相続の問題があった際に弁護士ができること
- 法定相続人調査や相続財産調査
法定相続人調査や相続財産調査はどちらも遺産相続の手続きを進める上で避けては通れない手続きです。自身でも手続きすることは可能ですが、手間が多く、漏れてしまう場合あるため弁護士に依頼すると安心です。 - 遺産分割協議や調停、審判の代理
基本的には、「誰が相続されるのか」や「相続の割合」などは法律で定められていますが、知識がないままで協議を進めても話がまとまらないことがあります。弁護士が代理で参加することで適切に話が進むようになります。
弁護士へ依頼すると着手金がかかり、相手に示談金・賠償金を支払わせた場合には成功報酬の支払いも発生します。ですが、遺産相続でトラブルを起こさずに手続きを進めることができるようになります。
弁護士へ無料相談することはできる?
近年は、無料で相談できる弁護士事務所も増えており、一定数の弁護士事務所で無料相談が可能です。あくまでもできるのは、相談で着手してもらう場合は有料となります。また、無料相談も「初回30分のみ」など制限を設けていることが多いです。
「弁護士保険ミカタ」、「ベンナビ弁護士保険」、「弁護士保険コモン+」などの弁護士保険に加入すると、付帯サービスとして、弁護士への無料相談サービスが備わっており、より相談しやすくなっています。
遺産相続について弁護士相談を考える方には【弁護士保険ミカタ】がおすすめ!
【弁護士保険ミカタ】に加入すると、弁護士にかかる費用が補償されます。また、無料で弁護士に相談できる「弁護士直通ダイヤル」など他にもある付帯特典を受けることもできます。
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悩みを聞いてもらいたいときの相談先
ここで、紹介する相談先は無料で相談することができるため、一人で問題を抱え込まないための相談先としてはおすすめです。
市役所や区役所
地域の市役所や区役所に問い合わせれば無料で相談を受け付けています。ホームページもしくは直接窓口で電話することで予約できます。但し、担当の弁護士を選ぶことはできません。
「法テラス」
国が運営する法的機関で、365日24時間対応してもらうことができます。条件を満たせば、弁護士への依頼費用を立て替えてもらうこともできます。
遺産相続で相談するならどっちがいい?【弁護士と司法書士】
弁護士
こんなときは弁護士に相談しよう
遺産相続でトラブルが発展しそうな場合
弁護士ができること
- 法定相続人調査
- 相続財産調査
- 相続放棄の申立て
- 遺言検認の申立て
- 遺産分割協議書の作成
- 預貯金の解約払戻し
- 有価証券の名義変更
- 相続人間の紛争解決
- 相続税の申告(国税局長に通知を行って権限を持つ弁護士のみ)
- 不動産の名義変更(相続登記は司法書士に任せるケースが多い)
司法書士
こんなときは司法書士に相談しよう
不動産の名義変更が必要になる場合
司法書士ができること
- 不動産の名義変更(相続登記)
- 法定相続人調査
- 相続財産調査
- 相続放棄の申立て
- 遺言検認の申立て
- 遺産分割協議書の作成(登記手続きに関係する場合のみ)
- 預貯金の解約払戻し
- 有価証券の名義変更
遺産相続を弁護士に依頼する際の流れ
相続人の調査
被相続人の戸籍をたどり、相続人を確定します。
遺言書がある場合の流れ
- 遺言書の検認
- 遺言執行
相続財産の調査
プラスの財産だけではなく、負債などのマイナスの財産を調べます。
主なプラスとなる財産
- 不動産・不動産上の権利…宅地・店舗・借地権 など
- 現金・有価証券…現金・預貯金・小切手 など
- 動産…自動車・家財・宝石 など
- その他…電話加入権・著作権 など
主なマイナスとなる財産
- 負債…借金・住宅ローン など
- 税金…未払いの所得税、住民税 など
- その他…未払いの家賃・未払いの医療費 など
遺産分割協議
遺産相続協議を行う際には、基本的に相続人が全員参加している必要があります。
弁護士に依頼すれば依頼者の代理として参加することができます。不利な条件で話がまとまらないよう法律に基づいて適切な方向に話を進めてくれます。
遺産分割協議書の作成
遺産分割協議書は、相続人自身でも作成することは可能ですが、書類不備によって法務局や金融機関に受け付けてもらえないケースもあります。
弁護士に依頼することによって申請がスムーズになります。
財産の名義変更
遺産分割協議によって内容がまとまったら、不動産や預貯金の名義変更を行います。
名義変更には、いくつか書類が必要となりますが、弁護士に依頼することですべて用意してもらうことができます。
預貯金の名義変更に必要な書類
- 相続人全員の戸籍謄本
- 相続人全員の印鑑証明
不動産の名義変更に必要な書類
- 不動産登記事項証明書
- 相続人全員の戸籍謄本
- 相続人全員の印鑑証明書
- 不動産相続する人の住民票
- 被相続人の除票
- 固定資産評価証明書
【遺産相続】弁護士へ相談する場合の費用
相談料:1時間あたり5,000~10,000円(無料相談の事務所あり)
遺言書作成の場合
10万円~20万円程度
遺言執行の場合
30万円~
相続放棄の場合
10万円程度
遺産分割協議の場合
獲得金額 | 着手金 | 成功報酬 |
---|---|---|
300万円以下 | 獲得金額の8%程度 | 獲得金額の16%程度 |
300万円を超え3,000万円以下 | 獲得金額の5%+9万円程度 | 獲得金額の10%+18万円程度 |
3,000万円を超え3億円以下 | 獲得金額の3%+69万円程度 | 獲得金額の6%+138万円程度 |
3億円を超える場合 | 獲得金額の2%+369万円程度 | 獲得金額の4%+738万円程度 |
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まとめ:遺産相続で弁護士へ相談する場合の費用
この記事のまとめはこちらです。
- 遺産相続の現状として、相続をしたことがある人のうち78.7%がトラブルを経験
- 遺産相続の相談先としては、「弁護士への相談」、「司法書士への相談」が効果的
- 遺産相続で弁護士へ相談する場合の費用は、遺産分割協議の場合、「相談料:1時間あたり5,000~10,000円」。着手金や成功報酬は、獲得金額によって決まることが多い。
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