このページでは、自動車による交通事故で被害者になった場合に誰に相談するべきかを紹介しています。加えて、自動車による交通事故がどれぐらいあるのか、どのような原因で自動車による交通事故が生じるのか紹介しています。
また、最も自動車による交通事故の相談先として効果的と言われている弁護士へ依頼した場合の事例や依頼にかかる着手金や成果報酬などを紹介しています。
自動車による交通事故で被害者になった場合はどこに相談するべきか
自動車による交通事故の現状を知ろう【年間で30万件以上の交通事故が起きている】
道路交通事故の状況(交通事故発生件数)
年々、交通事故は減少していますが、直近でも年間30万件程度の交通事故が起きています。
道路交通事故の状況(死傷件数)
交通事故同様に年々減少しているものの、自動車事故が起きる際は、複数人が死傷者となることが分かります。
状態別交通事故重症者数
自動車に乗っていない、歩行者や自転車を利用者などが約半数の割合で交通事故の被害を受けていることが分かります。
グラフや図を見て分かるように、年々交通事故は減少し死傷者も減少していますが、それでも年間で30万件以上の交通事故があります。また、交通事故の死傷者の約75%は、自動車を運転していない二輪車や歩行者などです。自動車を運転していないからと言って、現状を無視していい数字ではないことが分かります。
自動車による交通事故で被害者になった場合はどこに相談するべきか?
自動車による交通事故で被害者になった場合に第三者に相談をしてみるのもよいでしょう。相談をして第三者の考えを聞くことで、より良い解決につながる場合もあります。
弁護士への相談
自動車による交通事故トラブルに関する問題解決をスムーズに進めるために、「弁護士への相談」は効果的な方法の一つです。
自動車による交通事故で被害者になった場合に弁護士ができること
- 面倒な手続きを終わらすことができ、交通事故を早期解決できる
自動車事故の被害者になってしまった場合、病院で自身の治療をすることに加えて、保険手続きや自動車事故加害者とのやりとりなどしなければならないことが膨大にあります。弁護士に依頼することでそのような手続きから解放されます。 - 示談金の増額や後遺症の認定など損をしない形で手続きを進められる
知識がないと、自身の被害に対して適切な示談金も分かりませんが、弁護士に依頼することで適切な形で示談金を受け取ることができます。また、後遺症が残った際に、後遺障害等級認定などで損をしない形で手続きを進めてくれます。
弁護士へ依頼すると着手金がかかり、相手に示談金・賠償金を支払わせた場合には成功報酬の支払いも発生します。ですが、自動車事故で被害者になった場合に、泣き寝入りなどのリスクも減らすことができます。
弁護士へ無料相談することはできる?
近年は、無料で相談できる弁護士事務所も増えており、一定数の弁護士事務所で無料相談が可能です。あくまでもできるのは、相談で着手してもらう場合は有料となります。また、無料相談も「初回30分のみ」など制限を設けていることが多いです。
「弁護士保険ミカタ」、「ベンナビ弁護士保険」、「弁護士保険コモン+」などの弁護士保険に加入すると、付帯サービスとして、弁護士への無料相談サービスが備わっており、より相談しやすくなっています。
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悩みを聞いてもらいたいときの相談先
ここで、紹介する相談先は無料で相談することができるため、一人で問題を抱え込まないための相談先としてはおすすめです。
日弁連交通事故相談センター
公益財団法人日弁連交通事故相談センターでは、弁護士による自動車事故の損害賠償問題に関する電話相談及び面接相談に、無料で応じています。全国に156箇所の相談所があります。
各自治体の交通事故相談所
示談、損害賠償請求、過失割合や保険などに関するあらゆる問題に対し、専門の相談員が相談を受け、公正、中立的な立場から助言してくれます。各都道府県にあります。
「法テラス」
国が運営する法的機関で、365日24時間対応してもらうことができます。条件を満たせば、弁護士への依頼費用を立て替えてもらうこともできます。
自動車事故で被害者になったら弁護士費用は誰が払う?
自動車事故で被害者になったとしても、弁護士に依頼する場合は、弁護士費用は被害者自身が払うことになります。
これは、非が被害者にある、加害者にあるに関わらず、被害者が弁護士に依頼した場合は、被害者が支払います。
自動車事故で被害者になったら弁護士費用特約は使える?
自動車事故で被害者になった場合は、基本的に弁護士費用特約を使用することができます。
弁護士費用特約とは、自動車保険やクレジットカードなどに付加できる特約のことです。メインの保険にもよりますが、被保険者1名につき10万円程度、着手金や報酬金、訴訟費用などの費用は被保険者1名につき300万円限度などという形で設定されています。
自動車事故で被害者になったら報告するのはどちら?【弁護士と警察】
自動車事故で被害者になったら、基本的には弁護士と警察どちらにも報告する必要するのが推奨されます。
弁護士
弁護士ができること
弁護士に相談することで、過失割合や示談にするための交渉をしてもらえることに加えて慰謝料を増額できる場合もあります。
警察
警察ができること
警察に報告するのは、加害者だけではなく被害者からも届け出ておくことも重要です。できるだけ交通事故証明書の交付を受けるのがよいです。
【自動車による交通事故で被害者に】弁護士に相談して依頼する際の流れ
自動車事故が発生し被害者になる
自動車事故が発生するケース
- 追突事故
- 出会い頭の衝突
- 右・左折時衝突
- 歩行者横断中
弁護士へ相談する
弁護士へ相談する際は、依頼内容によっても費用が変わるのでどのような解決を望んでいるか伝えるとよいでしょう。
弁護士ができること
- 保険会社による手続きや加害者とのやりとりを代行してもらえる
- 示談金の増額を図ってもらうことができる
- 後遺症の認定などを損しない形で進めてもらえる
治療を受ける & 後遺障害の等級認定
自動車事故の被害者になり治療が必要な場合は、しっかりと検査を受けて適切な治療を受けましょう。また、その際の証拠も残しておきましょう。
主治医の意見やどのような治療を受けたかは、後に必要となるケースもあるためしっかり残しておくようにしましょう。
後遺障害とは、交通事故によって怪我や病気の後に残った機能障害や神経障害のことを指します。後遺障害の程度は等級に該当します。部位や程度によって1〜14級と140種類、35系列の後遺障害に細かく分類されます。この等級は、とても幅広くどの等級になるかによって示談金も変わるためとても重要な要素となります。
示談交渉
示談交渉は自身で行うこともできますが、一度示談を成立させてしまうと基本的にやり直すことはできません。そのため、示談の際には弁護士にチェックをしてもらうようにしましょう。
保険会社から保険金を受け取る際に、保険会社が自社で設定している支払い基準に則った上で低い金額で提示してくることが一般的です。弁護士に依頼することで、裁判所が設定している支払い基準に則った形の金額で示談交渉できるので高い金額を受け取れる可能性が上がります。
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【自動車による交通事故で被害者に】弁護士へ相談する場合の費用
- 相談料:1時間あたり5,000~10,000円(無料相談の事務所あり)
- 着手金:10万円~20万円程度
- 成功報酬:獲得金額の10%〜15%程度
まとめ:【自動車による交通事故で被害者に】弁護士へ相談する場合の費用
この記事のまとめはこちらです。
- 自動車による交通事故の現状、年間で30万件以上の交通事故が起きている
- 自動車による交通事故で被害者になった場合の相談先としては、「弁護士への相談」が効果的
- 自動車による交通事故で被害者になった場合の費用は、「相談料:1時間あたり5,000~10,000円」、「着手金:10万円~20万円程度」、「成功報酬:獲得金額の10%〜15%程度」
弁護士への相談を検討している場合は、弁護士保険の加入がおすすめです。下記から、弁護士保険の比較することができます。